健康情報棚プロジェクト・編
●A5判・272ページ
自分や身近な人が病気になった時、支えになってくれる本が手にとれる場所をつくりたい…。
そんな思いから生まれた「健康情報棚プロジェクト」。
闘病記や患者会の会報など、当事者の立場にたった情報の収集・提供の必要性を説くとともに、
医療・看護関係者が患者さんの声に耳を傾けることの大切さを論じる。
からだと病気の情報をさがす・届ける
【目次】
第1章 健康情報棚プロジェクトとは何か 石井保志
第2章 患者・家族が求める情報
図書館に医療専門情報を探し求めて 伊勢美子
患者家族が求めた情報と図書館 森 智彦
患者団体の立場からの医学情報(サービス) 栗山眞理子
息子が遺した宝物 佐藤律子
第3章 健康・医療情報を提供する
闘病記を必要な人に届ける 星野史雄
公共図書館での「患者会資料」の積極的な収集・提供を 西河内靖泰
公共図書館の医療情報サービス提供の動き 中山康子
浦安市立図書館における医療レファレンス 柚木 聖
医学の棚に看護師向け資料を 明定義人
医療情報の難民をつくる公共図書館と医学図書館の責任 石井保志
「からだ情報館」 桑原文子
患者図書サービスの概要と現状 山室眞知子
ナラティブ・ベースド・メディシンとDIPE× 北澤京子
第4章 健康・医療情報を検証する
患者会情報の特徴 和田ちひろ
医師選びと病院ランキング本の読まれ方 那須優子
医学・医療情報とマスコミ報道 北澤京子
インターネットで探そう医療情報 嶋崎ひとみ
「根拠に基づく医療」(EBM)から見る健康情報 詫間浩樹
第5章 闘病記を読み解く
闘病記を読むこととは 星野史雄
闘病記にみる「女性」としての意識の目覚め 門林道子
闘病記にみる病いを物語るきっかけ 和田恵美子
医療とかかわる患者・家族の病気対応 木立るり子
闘病を描いた小説詩歌 山崎賢二
闘病記セレクション
用語解説