出版UD研究会・編
●B5判 240ページ
※付録CDつき(本文テキストデータ+関連資料+T-time)
2005年7月から2006年9月まで、計13回にわたって開催された出版UD研究会の講演内容を再編集。
「さまざまな読者のニーズを知りたい」「いまできることを知りたい」人におすすめの1冊です。
出版のユニバーサルデザインを考える―だれでも読める・楽しめる読書環境をめざして
【目次】
1章 さまざまな読者のニーズを知る
色覚の多様性から考えるカラーユニバーサルデザイン(伊藤 啓)
ロービジョンと読書(三宅洋信)
LD(学習障害)の人への読書サポート(井上芳郎)
脳神経心理学からみたわかりやすさ・ここちよさ(近藤武夫)
2章 五感をいかした多様なメディアの可能性
オーディオブック普及の可能性(岡田雅之、境 実香、木村福夫)
合成音声を利用した読書(松井 進)
拡大教科書の安定供給をめざして(宇野和博)
漢点字を知っていますか(岡田健嗣)
さわれる本からさわる本をめざして(広瀬浩二郎)
3章 だれでも利用できる読書環境をめざして
公共図書館における読書サポートの実際(山内 薫)
青空文庫からのメッセージ(富田倫生)
著作権保護とフェアユースの調和を考える(山本順一)
だれでも楽しめる電子図書を普及するために(河村 宏)
《コラム》
出版物の「わかりやすさ」とは何か―二つのアプローチから考える(近藤武夫)
合成音声は「使えるレベル」まで来ているのか(北原義典)
電子本にできる読書サポート―T-timeのロービジョン・モード、音声読み上げ対応について(萩野正昭)
すべての人に読書の楽しみを―文字・活字文化振興法の理念を「かたち」に(肥田美代子)